*初めてをあなたに

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 ややして、私から溢れ出す蜜を存分に(まと)わせた奏芽(かなめ)さんが、秘部にこすり付けていたの角度を変えて。 「凜子(りんこ)挿入(いれ)るぞ……っ」  小さく吐息混じりにそう宣言なさってから、グッ!と一気に隘路(あいろ)をこじ開けるようにして私の中に押し入ってきた。 「いっ、ぁ、あ、っ……!」  あんなに慣らしてもらっても、やっぱり全く痛くないと言うわけにはいかない……の、ね。  思わずずり上がりそうになった身体を、ギュッと奏芽さんにしがみつくようにしてその場に留めて……。  眉根を寄せて膣内(なか)を引き裂かれるような痛みに耐えていたら、「凜子(りんこ)、……やっぱ痛いか? ごめんな」って奏芽さんの声がして。  (いたわ)るようにそっと頬を撫でられる。  私はそれだけで幸せな気持ちに()たされて、痛みが緩和されるの。
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