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内壁をこじ開けられることを覚悟した私だったけれど、奏芽さん、どうやら中に指を入れるつもりはないみたい?で。
入り口を包む谷間にそっと指を這わせながら、「触ったら痛い?」って聞いていらして。
私は早くそこから退いて頂きたくて一生懸命首を横に振る。
「熱持って腫れぼったい気がするけど……痛くねぇなら擦過瘡にはなってないな。よかった。凜子、よく濡れてたもんな。――今もまた溢れてきてるし」
そんなこと言わなくてもいいのにっ!
わざわざ言って、私を辱める奏芽さんがすごくすごく憎らしいです。
それで、
「か、なめさんが……っ」
と口走って、全部奏芽さんのせいです!って気持ちを込めて涙目で睨んだら、
「凜子がこんな風になってんの、みんな俺のせいだと思って構わねぇんだよな?」
逆にとても嬉しそうに笑顔でそう問いかけられて。
あろうことか入り口上部の敏感なところに唇を寄せられて、やんわりと吸い上げられる。
途端突き抜けるような快感が走って、ビクッと身体が跳ねてしまった。
でも、同時にそこを舐められてしまったことに対する羞恥心も押し寄せてきて。
素直に悦びを感じることが出来ない私の中で、ふたつの思いが拮抗する。
「奏芽さんっ、ヤ、ですッ。そこ、……汚、いっ」
ややして若干後者が勝った私は、ビクビクと身体を震わせながらも、必死にやめて欲しいと言い募った。
どうしようもなく恥ずかしいのに気持ちいいとも思ってしまう自分が浅ましく思えて、ギュッと目を閉じたらポロリと戸惑いの涙がこぼれ落ちた。
やっとの思いで奏芽さんの濡れた髪を鷲掴むようにして掻き乱しながらイヤイヤをする私に、
「凜子のココ、汚くなんかねぇし……好きな子のを舐めたいって思うのは男の性だから。――観念して許せよ」
とか。
許せと言われても……無理ですっ。
断固拒否しますっ。
そう言いたいのに。
奏芽さんはまるでそれを言わせたくないみたいに彼からの刺激でぷっくりと勃ち上がったソコをやんわり舌先で押しつぶすみたいに舐め転がして。
「あ、ぁっん……、い、やぁっ」
その一際強い刺激に突き動かされたように、下腹部がキュンとして、谷間からトロリと蜜が流れ落ちたのが分かった。
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