これってデートっていうのかな?

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「ご、ごめんなさい……」  思わず謝ったら「謝ることないよ? ホント、(りん)ちゃんは真面目なんだから。――けど、僕も言い方が悪かったね。……えっと、凜ちゃんが嫌いじゃなければ……寿司、食べに行かない?」  のぶちゃんが想定しているお店はお寿司、回ってるかな。  回ってないところで……お値段が「時価」とかだったら困るな。  そう思ったけど、今の今でそんなことさすがに聞けない。  なんて答えたらいいんだろうって迷っていたら、のぶちゃんがクスッと笑う。 「大丈夫だよ、回ってるところに連れて行くから」  でないと凜ちゃん、安心して食べられないでしょ?  そう付け加えるのぶちゃんは、やっぱり小さい頃から一緒に育ってきただけあって、私のことをよく知っている。  それが心地良いと感じていたはずなのに、今日は何だか申し訳なさの方が勝ってしまう。  何でだろう? 「じゃあ、お寿司で」  私の返事を聞いて、モヤモヤした気持ちを乗せたまま車が走り出した。  目的地は、バイト先――セレストア――に程近い、全国チェーンの回転寿司屋さんだ。  距離的に言うと、歩いても行けたかも?って思った。
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