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また、トンネルの方から。。。
莉緒の悲鳴とヒデ君の笑い声が聞こえて。。。
2人で笑いながらトンネルの方を見つめた。。。
ヒデ君と莉緒が車に戻ってくる。。。
「ちょっとーーーー!なんで来ないの!?
待ってたけど。。。
来ないから怖くなって戻って来たよ。。。」
「ゴメン!
トンネル入る手前で虫にビックリしすぎて
腰抜けて、転んじゃって。。。
血が出て。。。超ゴメン。。。」
「大丈夫!? 絆創膏持ってたの? 」
「持ってる訳ないじゃん。。。
次元の車にあって。。。」
貼ってもらったとは言わず。。。
でもまた顔が赤くなって。。。
莉緒は。。。
菜奈実と次元の顔を交互に見てニヤニヤした。。。
「じゃあ帰るか~ 。。。」
帰り道の車の中。。。
時間が経っても。。。
ドキドキは止まらなかった。。。
「全然2人して来ないからさあ。。。
やってるかと思った!ねえヒデ君。。。」
「うん。。。気遣ったもんな。。。」
ってみんなで笑って。。。
「やる訳ないじゃん!。。。」
菜奈実が照れて俯く。。。
次元は笑ってただけ。。。
次元が後部座席に振り返って話す度に。。。
ドキドキして顔が真っ赤になった。。。
なんかボーってしちゃって。。。
全然会話が耳に入って来なくて。。。
気付いたら。。。
菜奈実のアパートに到着。。。
莉緒に早速聞いてもらいたかったけど。。。
莉緒も今日は家に帰らなきゃって事で。。。
「ありがとうねー。。。おやすみ。。。」
「週末出る!?」
って次元。。。
「うん。。。行くよ! 」
「じゃあ週末に! おやすみ。。。」
両手でbye-byeしながら。。。
車が見えなくなるまで見送った。。。
アパートの部屋に入って。。。
鏡の前で絆創膏を確認する。。。
嬉しくて絆創膏を撫でた。。。
またドキドキした。。。
全然眠れなくって。。。
朝方やっと寝た。。。
昼過ぎのピンポーン♪なるまで爆睡~。。。
覗き穴見たら莉緒で。。。
欠伸しながらドアを開けた。。。
「ゴメン。。。寝てた!?」
欠伸しながら。。。頷いて。。。
タバコ吸いながら、目を覚ます。。。
冷蔵庫から、お茶を出して2人分グラスに注ぐ。。。
「昨日。。。どうだった???」
ニヤニヤな莉緒。。。
「なんかさー。。。
次元にドキドキしちゃって。。。」
また。。。
顔が真っ赤になり、クッションに顔を埋めた。。。
莉緒。。。なんか嬉しそう。。。
それから。。。大騒ぎの報告会。。。
「次元好きになっちゃった?」
多分好きになっちゃった。。。
でも菜奈実は。。。
バレバレなのに。。。
「分かんない。。。」
って答えた。。。
怖かったからドキドキしたのか。。。
多分。。。恋。。。
「ねえねえ莉緒!
土曜日。。。
何着てったらいいと思う!? 」
恋だな恋!
莉緒はニヤニヤしながら。。。
菜奈実のファッションショーにずっと付き合ってくれて。。。
黒のお気に入りのカットソーと。。。
デニムのショートパンツに決めた。。。
サンダルはウエッジソールに決めた。。。
莉緒は片想い中。。。
clubで知り合って。。。
初めてHした彼を好きになった。。。
5歳年上の彼。。。
聡君。。。
聡君は彼女がいないらしい。。。
莉緒と聡君は。。。
デートもしたり、Hもしてるけれど、恋人ではないらしく。。。
彼氏・彼女としてる事は一緒なのに。。。
菜奈実にはよく分からなかった。。。
clubで聡君を見つければ、目がキラキラになって喜び。。。
聡君がナンパして、女の子を連れて帰ると泣いた。。。
莉緒が泣くパターンも多かったけど。。。
莉緒が聡君を好きだから応援している。。。
莉緒のファッションショーにも付き合い。。。
莉緒は、白地に黒のお花柄のワンピースにした。。。
「聡君。。来るといいねー。。。」
菜奈実が莉緒に優しく微笑む。。。
「次元。。。来るぞ!」
また。。。顔を真っ赤にした。。。
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