第2章 告白

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「あーあーまたぁ?もうーっ。。。」 「ほらっ!」 っておんぶしてくれようとしている。。。 「いいよ!大丈夫。。。」 ほっといて欲しかった。。。 「いいから。。。早く乗って!」 モジモジしながらおんぶしてもらった。。。 「よいしょ!」 菜奈実をおんぶして次元は歩き出した。。。 悲しいけど嬉しくて。。。 鼻水すすりながら、次元の背中で泣き続ける。。。 「なんで泣いてるの?」 振られたんだよ!! 心の中で叫ぶ!!! 言えるわけないじゃん。。。 「分かんない。。。痛いから。。。」 って言ってみた。。。 「転ぶ前から泣いてたよね!?」 「転んでからだもん。。。」 泣じゃっくりしながら子供みたいに泣く。。。 「泣かないでよ。。。」 泣かせたのは。。。 あーなーたーぁ~! 「ご っ めっ んっ。。。」 菜奈実はずっと背中で泣き続けていて。。。 次元はおんぶしたまま無言で歩いている。。。 ”ズズズーズッ“ あー。。。鼻水限界なんですけど~。。。 「次元っ。。。」 「んっ?」 「。。。鼻水。。垂れそう。。。」 ”アハハハハハハー“ 次元があまりに笑うので。。。 菜奈実もつられて笑った。。。 途中のコンビニでトイレを借りて、鼻水をかむ。。。 ついでに。。。おしっこもしてスッキリ。。。 メイク直そうかと思ったけど。。。 ボロボロだから諦めて。。。 モジモジしながらコンビニの店内へ。。。 次元は“絆創膏”見てて。。。 「絆創膏持ってる?マキロンは?」 あったっけかなぁ?って考えたら。。。 次元が絆創膏とマキロン買ってくれた。。。 「歩ける?」 「うん。。。」 「はいっ!」 って左手を出した。。。 「また。。。転ぶからっ!」 って!菜奈実の右手を握って! アパートに向かって歩き始めた。。。 clubからは歩いて20分くらいだろうか。。。 半分弱くらい歩いたかなあ。。。 次元にしがみついたり。。。 抱きついた事もあるけど。。。 おんぶも初めてだし。。。 手を初めて繋いだ。。。 ドキドキして!嬉しいけど。。。 悲しくて。。。 また泣きそうになったり。。。 おんぶしてもらって。。。 ドキドキ絶対次元にバレたよね!?とか。。。 おっぱい小さいのもバレただろうか。。。 とかグルグル考えながら無言で歩いていた。。。 ”グラッ“ 菜奈実がまたつまづいた! 「もーっほらっ! 手繋いでてよかったでしょ?」 って笑ってた。。。 「うん。。。」 って菜奈実も笑った。。。 アパートが近くなってきたら。。。 寂しくなって、また泣き始めた。。。 次元はすぐ気付いて、菜奈実の方を見たけれど。。。 何も言わなかった。。。 次元はアパートに遊びにきた事はあった。。。 2人きりは初めてだけど。。。
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