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「あーあーまたぁ?もうーっ。。。」
「ほらっ!」
っておんぶしてくれようとしている。。。
「いいよ!大丈夫。。。」
ほっといて欲しかった。。。
「いいから。。。早く乗って!」
モジモジしながらおんぶしてもらった。。。
「よいしょ!」
菜奈実をおんぶして次元は歩き出した。。。
悲しいけど嬉しくて。。。
鼻水すすりながら、次元の背中で泣き続ける。。。
「なんで泣いてるの?」
振られたんだよ!!
心の中で叫ぶ!!!
言えるわけないじゃん。。。
「分かんない。。。痛いから。。。」
って言ってみた。。。
「転ぶ前から泣いてたよね!?」
「転んでからだもん。。。」
泣じゃっくりしながら子供みたいに泣く。。。
「泣かないでよ。。。」
泣かせたのは。。。
あーなーたーぁ~!
「ご っ めっ んっ。。。」
菜奈実はずっと背中で泣き続けていて。。。
次元はおんぶしたまま無言で歩いている。。。
”ズズズーズッ“
あー。。。鼻水限界なんですけど~。。。
「次元っ。。。」
「んっ?」
「。。。鼻水。。垂れそう。。。」
”アハハハハハハー“
次元があまりに笑うので。。。
菜奈実もつられて笑った。。。
途中のコンビニでトイレを借りて、鼻水をかむ。。。
ついでに。。。おしっこもしてスッキリ。。。
メイク直そうかと思ったけど。。。
ボロボロだから諦めて。。。
モジモジしながらコンビニの店内へ。。。
次元は“絆創膏”見てて。。。
「絆創膏持ってる?マキロンは?」
あったっけかなぁ?って考えたら。。。
次元が絆創膏とマキロン買ってくれた。。。
「歩ける?」
「うん。。。」
「はいっ!」
って左手を出した。。。
「また。。。転ぶからっ!」
って!菜奈実の右手を握って!
アパートに向かって歩き始めた。。。
clubからは歩いて20分くらいだろうか。。。
半分弱くらい歩いたかなあ。。。
次元にしがみついたり。。。
抱きついた事もあるけど。。。
おんぶも初めてだし。。。
手を初めて繋いだ。。。
ドキドキして!嬉しいけど。。。
悲しくて。。。
また泣きそうになったり。。。
おんぶしてもらって。。。
ドキドキ絶対次元にバレたよね!?とか。。。
おっぱい小さいのもバレただろうか。。。
とかグルグル考えながら無言で歩いていた。。。
”グラッ“
菜奈実がまたつまづいた!
「もーっほらっ!
手繋いでてよかったでしょ?」
って笑ってた。。。
「うん。。。」
って菜奈実も笑った。。。
アパートが近くなってきたら。。。
寂しくなって、また泣き始めた。。。
次元はすぐ気付いて、菜奈実の方を見たけれど。。。
何も言わなかった。。。
次元はアパートに遊びにきた事はあった。。。
2人きりは初めてだけど。。。
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