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……はっ!と気がつき目を開けると見慣れた天井。 自分の部屋だとすぐに分かった。 どうやら自分のベッドに寝かされているらしい。 「ようやく目を覚ましたか」 傍らにじいちゃんが立っていて「じじい」という憤った声を出そうとしても声は自分でもわかるほど弱々しくなっていた。 「あと少しは安静に、だな。悪く思うな。あのままだとゆうたが暴れ出しそうだったからのぉ」 それが孫に対する態度か!?と思ったが、まあいつものことかと今は冷静に成れていた。 「それより聞け我が孫よ!あの子が爆弾というのは事実っ!そしてそれより重要なのはここからだ!良いか孫よ、よく聞け!!」 そう言ってじいちゃんは耳打ちするみたいに顔を近づけてくる。 近い。鼻息があとちょっとで当たりそうなほど。 「良いか、明日、鏡マユコとデートするのじゃ!そして決して彼女を怒らせてはならん?」 「……どうして?」 まだ注射が多少効いているのか、僕は弱々しく尋ねた。 「うむ。それなのだが彼女を著しく失望、ならびに憤怒させると彼女は爆発するようにできているのだ!!だから、」 「……だから?」 「明日のデートを何とか平穏無事に、成功させてこい!」
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