匂い。似合い。

思い、想い…？

悪夢を見るようになった。
あの人が夢に毎日出てくる。
夢の中の僕は幸せそうだ。
「ああ、まだ僕は悲しい妄想をしているのか」
真夜中に起きて泣いてしまう。

なんで泣いているのかわからない。

あの人がいない寂しさなのか、
自分が情けなくて泣いているのか、
それとも両方なのか…

あの人は絵をインスタにたくさん載せている。

…楽しそうだ。

八つ当たりをしてしまう。
「僕を壊しておいて何してんの？」
「なんでのうのうと生きてるの？」
どうして一番好きだった人にここまで僕は言えるのだろうか。

その答えはすぐにわかった。

もう、敵意しかないのだ。

あの人の幸せを思うことも、
過去の思い出に浸ることも、
あの人を想って寝ることも、
どれもこれもできないのだ。

僕はここまできてしまった。

匂いに包まれるのがしんどくなった。

体調が治らなくなった。

寝ては起きてを繰り返して寝付きが悪くなった。

もう、付き合っていた、彼女のことがすごい好きだった自分はもういない。

その事実にまた泣いた。

変わってしまった。

それでもふと寂しくなるのはきっと元々なんだろう

あの人が恋しい…と思うこともあるけど、
恨みの方が大きくなってしまった。

もう、そういうことにしておこう。

気分がずっと重い。
日に日にあの人への思いも重くなり、
敵意が強くなっていく。

恋愛うつの典型的なことらしい。

でも敵意は向けてはいけないことくらいわかってる

でも、それでも…

僕はやっぱり死ぬしかないんだよ。

死ぬ死ぬ言ってるやつは死なないって言われてるけど、でも、追い込まれてることには変わりない。

誰かに助けてほしいのだ。

僕もそう。誰かに助けてほしい。
どうしたらいいのか。

教えてほしい。