RAIN〜僕と君の話

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**** 「なあ、このRAINって歌詞さ 夕方の雨って歌詞入ってんじゃん?」 「…何で夕方?普通夜だろ?」 雨の日になると俺はいつも彼女を思い出した。 ざざぶりの雨の中、水しぶきを弾けさせながら走る彼女の姿が楽しそうで、 まるで小さな子供みたいで 本当に綺麗だったからだ。 「…秘密。」 そう。これは俺の秘密の恋だった。 「はーなんだよそれ!さてはこれ!お前の実体験とか?」 「さあなー。」 「なんだよその笑みー!」 「ちょっとコンビニいってくるわ。」
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