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「巻き戻るのも凄いが『呪い』ってのはここからでな。この銃で復讐を始めたら最後、『仇の頭を撃つ』までこの銃はお前の手から離れない」
「目的を達成するまで銃を離せない、と?」
「そういうこと。まあ、お前はとにかく仇に向かって引き金を引けばいい」
「はいはい」
私は適当にあしらう。
「憎い野郎の脳天ぶち抜くまでやり直せるんだぜ。せいぜい頑張れよ」
ジャックはそう言って自分の頭をトントンと叩いた。
「まぁ……助かるね」
「始めたら『復讐』は止められないからな」
何だか、実感のこもった言い方だった。
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