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駅前の洋菓子店に入ってお母さんへのお土産を買った。
その隣のカフェでアイスコーヒーを注文し、しばらくその黒い液体を見つめていた。
自分の家庭が異常だと気付いたのは小学校の2年生の頃だったと思う。
小学校に通えたのは僕だけで、リキが小学校へ行くことは許されなかった。
僕が学校から帰って、お母さんが仕事から帰ってくるまでの2時間半が僕とリキだけの時間だった。
僕が学校に行って、お母さんが仕事に行くまでの1時間はお母さんとリキだけの時間だった。
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