勇者さまに選ばれた理由

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「店長お疲れさまでした」 「こちらこそありがとうございました」 このデパートの店長と可愛いすぎる店員は先程の事務所で一息ついていた。 「これでようやわく従業員たちが安心して仕事ができます。しかし」 店長は私の口を見て申し訳なさそうな表情を浮かべる。 「いえ、これも仕事のうちですから」 本当は滅茶苦茶気持ち悪いけどクライアントに気を使わせるわけには行かない。 「それにしてもいくら盗撮犯だからと突然襲いかかるものなんでしょうか」 店長は不思議に思っていた事を口にした。 私は待っていましたとばかりに種明かしを始める。
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