3日目*同じ部屋に帰りたい。

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* 「ん……」 まぶたを薄く開く。 いつの間にか、ソファーの上で横になって眠ってしまっていたらしい。 今、何時だろう。 少しずつ視界が開けてくる。 「!!」 びっくりして、ソファーから落ちそうになった。 目の前に、凌がいたから。 「起きた? おはよう、琴香」 「び、びっくりした……、帰ってたの?」 「うん、ついさっき」 「ごめん、寝てたみたい。起こしてくれてよかったのに」 「んー、琴香の寝顔って、最近見たことなかったし」 「見なくていいんだよ……」
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