3日目*同じ部屋に帰りたい。

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変な顔してなかったかな。 口元をぺたぺた触る。 よし、ヨダレとかは出てない。 寝顔って、自分では制御できないから困る。 「大丈夫。琴香は、寝てても可愛いよ」 「そういうのいいから」 とは言いつつ、ちょっと嬉しい。 いつものボーッとした、眠そうな声に安心する。 「おかえり、凌。お疲れ様」 「ただいま」 嬉しそうに笑って、凌はこちらに頭を向ける。 「琴香に褒めてもらうために、頑張ってきた。撫でて」 ……可愛い。
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