4日目*秘密の終わり。

7/42
前へ
/180ページ
次へ
昨日、コインランドリーで会ったばかりのこのクラスメイトは、この辺に住んでいると言っていた。 この辺って、ここでしたか! しかも、同じ階!? 驚きで、扉を閉めるのを忘れていた。 「高校入ってから結構経つのに、全然会わなかったよな。……あれ?」 何かに気づいたように、綾瀬くんが、私たちの部屋の中に目をやった。 「っ!!」 しまった! 「こと……」 中から聞こえた凌の声を遮るように、バタン! と大きな音を立てて、シャットダウンする。 み、見られた? 見られてないよね?
/180ページ

最初のコメントを投稿しよう!

214人が本棚に入れています
本棚に追加