2日目*初めての恋は君のもの。

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「思わないよ。凌は凌のままでいてよ。こんな肩のこりそうなキャラ、ドラマの中だけで充分でしょ」 スパダリと呼ばれるような男性が、女の人に人気があるのは理解出来る。 だけど、私自身が昔から、同い年の弟みたいな存在がいたからだろうか。 世話を焼かれるだけなのは、なんだか逆に疲れてしまいそう。 「それに、私だけの意見聞いてちゃだめでしょ。凌は、ファンの人たちのために」 「なんで? 俺は、琴香のためだけでいい」 ソファーが深く沈む。 凌が体重をかけて、こちらに……。
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