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保育園に通っているときは、その程度で済んだ。
だけど、小学校に上がっても、成長するにつれて、凌はかっこよくなっていく一方で。
女子の視線は、集めまくり。
当然、いつも隣にいる私は、ただでさえ凌の世話焼きを進んで買って出ているため、自分からそばにいたがる。
そんな私は、彼女たちにとって邪魔者でしかない。
いじめの標的になるのは、時間の問題だった。
漢字の少ない脅迫状。
ベタすぎる、靴隠し。
足を引っ掛けて転ばされたり、人のいなくなった放課後の教室で髪を引っ張られたり。
あの頃の必需品は、絆創膏。
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