2日目*初めての恋は君のもの。

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「そんなことよりも」 じっと見つめてくる瞳が、とても綺麗。 全体的に色素の薄い凌は、瞳の色も茶色で、虹彩と瞳孔がくっきりと見える。 真っ黒な瞳の私は、昔からこの色が羨ましかった。 「今の、何?」 「今のって?」 「琴香が、俺を好きだとか言ったの」 「あ、うん。安心して」 「安心?」 「それ、昔のことだし。もうそういうのは、ないの」
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