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だから、もう私は、絶対に凌にだけは恋をしない。
君とだけは、いつか終わりがくる関係は欲しくない。
「こんなこと言うのって、すっごく性格悪いと思うんだけどさ。私、いつも凌が彼女と別れるの、待ってたみたいなんだよね」
そしたら、また私の名前を一番に呼んでくれる。
「もう、凌は本当にしょうがないんだから」って、世話焼きお姉さんのふりをして、一番近くにいられる。
「悪くないよ」
いつもの、感情が読めない表情で、凌が呟く。
「琴香は、なんにも悪くない」
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