3日目*同じ部屋に帰りたい。

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「できない。てつだってー」 「!!」 正面からドシッと体重をかけて抱きつかれて、思わず反射的に突き飛ばしてしまった。 「きっ、着替えるまで、部屋を出るの禁止!」 「ええー……」 後ろ手に扉を閉めて、部屋の中に倒れた凌を閉じ込めた。 ゆ、油断した……! 真っ赤になった顔を、口元だけ隠す。 深呼吸を繰り返して、ドキドキとうるさい心臓を落ち着かせる。 大丈夫。 凌は、ただの幼なじみ。 昨日、自分でも再確認したことだから。
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