★ ちょっとした豆知識?

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★ ちょっとした豆知識?

 注!―― ウェブサイト『医師ペディア』より引用。    日本の場合、6年間の医学部を卒業し、医師免許を取得し、  初期研修を修了してから各専門科に分かれていく、  というのが基本的な流れです。     アメリカで医師免許を取得する場合、  医師になるためには4年制の「メディカルスクール」を卒業する事が  必要ですが、このメディカルスクール受験のために「学士号」、  つまり4年制大学を卒業している必要があります。  医師になるまでに最短でも8年かかるという計算です。    メディカルスクール修了後、  一番はじめにしなくてはならない事は ECFMG への登録です。  ”ECFMG”とは?  Educational Commission For Foreign Medical Graduatesの略で  (外国人医学生のための教育委員会)  米国で臨床に従事したい外国人医師の適性を証明する非営利団体だ。     さらに、メディカルスクール修了後に「USMLE」という  アメリカの医師国家試験に合格する事が必須。  USMLEはStep1~3まであり、  Step1はおおまかに基礎医学の知識ががメインで問われる試験で、  Step2は臨床系の知識、技能を問われます。  Clinical Knowledge (CK)がいわゆるコンピューター画面上での  試験であるのに対して、Clinical Skills (CS) は実技試験です。  アメリカに幾つかある試験会場まで出かけていって、  そこで模擬患者さん(俳優さん)を実際に診察し、  カルテに記載するわけです。     Step3はさらにStep2から踏み込んだ臨床系の知識が問われる試験です。    因みに、Step1と2CKは日本でも受験が可能です。  Step2CSと3はアメリカ国内でしか受験できないのですが、  Step3はハワイ・グアムなど比較的日本に近く且つハッピーな雰囲気な 所でも受けることが出来ます。    但し、当たり前ですが全てに合格しないと医師免許を取得できません。    Step3について追記すると ――  多くの人は研修医としてのトレーニングが始まってから  この試験(Step 3)を受けます。  けど、あれ? と思いませんか。  そう、病院で医療行為するのに、必ずしも医師免許は必要ないんです。  Step2まで合格している研修医であれば上級医の監督のもと、  教育病院で医療行為ができるのです。  めでたくStep3も突破。さて、次なるステップは?  ここから初めて各州での医師免許申請が始まります。  医師国家試験合格と医師免許保持は同じではないので、  自分で申請しなければ医師免許は交付されません。   (私、川上が理解出来たのはここまでです。   もっと詳しい事が知りたい方はお手数ですが   ご自身でサイトを閲覧して下さい)  免許の交付は州ごとになるので、  他の州に移って勤務する場合は、その州での再取得が必要です。  USMLEに合格する事で、初めて臨床を行えるようになります。            ちなみにアメリカの医師免許は2~3年の更新制。  日本よりも医師になり、医師であり続ける事の道のりが  険しい事が分かります。    日本で既に医師免許を取得していれば、  USMLEにすべて合格すれば臨床留学を行う事が可能です。  ただし、相応の英語力が必要になる事は言うまでもありません。  
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