【完結】崩濡～淋しい女の共依存の夜【光尾取材メモシリーズ】

夜中のSNSという落とし穴。

U「一生懸命、お金も使って痛みにも耐えて我慢してても、結局、ちょっと違う。理想には到達できないって思うと、もうひと思いに顔を壊したくなるんですよ」

光「壊すほうが簡単ですが、もったいないと思います」
U「でも、理想まで行かないなら無意味ですよ」
光「どんな顔が理想ですか？」

U「その日によります。今日はこの子です」

あれこれと出てくる名前や見せてくれる画像の女の子たちは、アイドルやアダルト系の女優さんが多いようです。

U「でも、駅とか店とかでも映りがいい鏡があって、そこで見ると結構いいかもって思って元気になったりする。浮き沈みが激しいんです。元気な時は街歩きも楽しいです。みんな自分をチェックしている気がして、音楽も上がるやつ聞いて、足取りも軽くって感じで」

「音楽は誰が好きなんですか？」
私は訊きます。

U「大森靖子って知ってますか？」
光「知ってますよ」
U「聞いたことありますか？」
光「いや、それはないんですが知ってはいます」

すると、Uさんはyoutubeで動画を見せてくれます。
イヤホンも貸してくれました。
（私はふだん、音楽を聴いて歩かないのです。）

【絶対女の子、絶対女の子がいいな】
という繰り返しの歌詞があります。

【ディズニーランドに住もうと思うの】という歌詞があります。

（大森靖子もなかなか壮絶な人生を送っていたと思います。
整形もカミングアウトしているようです。）