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亮:「へぇ~黒いのもそうなんだ・・だけど、あれってオオカミを操る悪魔に似ていて怖いよね⁉」
大悟:「悪魔がオオカミを操るって、亮は、どこで覚えたの?」
亮:「だって、絵本ではオオカミと悪魔って、赤ずきんちゃんをいじめる悪い奴だよ!
あの黒い塊の左が鼻だろ・・上のとがったのが帽子なんだ・・そして悪いことをして、逃げるとき、黒いマントで身を隠すんだ・・」
大悟:「そうか・・亮は悪魔って悪い奴だと思ってんるんだ⁉・・」
亮:「そりゃそうだよ、だって、僕たち、傘が無いから帰れないでしょ⁉・・だからメッチャ悪い奴なんだ!」
「でも、雨のお陰でお米が育ち・・」と言いかけたが、大悟はその言葉を途中で飲み込んでしまった。
5歳になる亮に、この種の話を始めると「なんで?・・どうして?」と、いつ果てるともなく続くことを想定していたからだろう。
大悟:「亮、ここで待ってなさい・・パパジュース買ってくるから・・亮は何が良い?」
亮:「僕は、コーラーが良い!」
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