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私の状況を示す言葉と共に、彼の柔らかい舌が私の蕾をなぞり上げる。
「あああんっ! あっ、あっ」
刺激に、火花が飛んだんだような感覚になる。彼の舌がぐにぐにと蕾を舐り、そして指が私の入口に潜り込んだ。気が付けば私はずっと嬌声をあげ続け、もう、与えられる刺激のことしか考えられない。慶一さんは的確に私を追い詰めると、その舌と指で私を絶頂へと導いた。
「んんーっ!」
いやいやをするように首を振り、小さく叫んでから弛緩する。足もソファーから落ち、ソファーに身を投げ出した格好だ。そんな私を慶一さんがぎゅっと抱き締めた。
「いい、紗江?」
お伺いを立てられるけど、拒む気持ちなんてもちろん無い。こくりとうなずくと、ゆっくりと彼が入ってきた。
「紗江の中、温かい」
ため息混じりにそう言って、微笑む彼に愛おしさが募る。今、私の中に収まっている彼は、私のものだ。そう思うと、体は正直に彼のことを締め付けた。途端に慶一さんが息を詰める。そして息を吐き出すと、腰をゆっくりと振り出した。
「紗江、紗江……」
「うん。慶一さん……」
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