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舌ったらずで鼻にかかった甘えた声。普段は割と冷静なタイプと思われているのに、このギャップに自分でもびっくりだ。でも、そうさせてるのは慶一さんなんだから、責任取ってもらいましょう。そう開き直れるくらいには、この状況にも慣れた。
ふらふらと寝室に入ってベッドの上で正座になると、ボタンを外す。そこまでやって、はいって腕を広げると、慶一さんが脱がせてくれた。さすが、阿吽の呼吸。
すでにもう彼は全部脱いでいて、私の上半身をぎゅっと抱きしめる。触れ合う素肌の感触が気持ちいい。
「下、自分で脱いで」
そう命令する慶一さんの声がちょっと掠れた感じでめちゃくちゃ色っぽくて、キュンってした。胸の奥もだけど、お腹の奥も。
脚の付け根がどんどんと潤って、ズボンとショーツを脱ぐと糸引いている感触がした。その不快感が嫌が応にも期待感に変換される。慶一さんも分かっているようで、片手は乳を揉んで、もう片手をそっと股に差し入れた。
「凄い、もう濡れてる」
「あんっ!」
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