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そう言って、かぷっと耳たぶを噛むから、思わず嬌声を上げてしまった。慶一さんから与えられる刺激の何もかもが気持ちいい。でも、一方的に与えられるだけなのはちょっと嫌。私もそっと彼の分身に手を伸ばし、フォルムをなぞり上げる。しっかりと勃ち上がり、先端で私と同じように蜜をこぼすそれを、指の腹でくりくりと伸ばした。
「体温高い。眠いの?」
さっき言われた台詞を言い返して、ニヤリと笑ってみせる。すると途端に慶一さんの眉が寄って、目付きが獰猛になった。あ、ちょっと煽りすぎちゃったかも。
「このまま眠っていいのか?」
そう囁いて、指で私の蜜口をなぞる慶一さん。くちゅ。水音が耳を刺激し、私の感覚をより一層鋭敏にさせる。
「やだ。眠らないで……」
耳もとで囁いて、慶一さんの分身を扱いていく。お返しとばかりに彼の指も私の中につぷりと入って、気持ちいいところを刺激された。二人でお互いのいいところを刺激し合って、二人で気持ち良くなっていく。私の中がほぐれていって、慶一さんのがどんどんと硬くなって、堪らなくなったところで指を引き抜かれた。
「自分で挿れて、紗江」
「……ん」
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