序詩

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序詩

 幸せを夢見ていた。  朝日には絶望を感じていた。  夕闇には畏怖を感じていた。  この心は  満たされることも  空になることもできずにいた。  それが、どんなに不幸か。  とても不幸な人生だ。  ずっと、誰にも理解されないだろう。  渇望することの、なんと苦しいことか。
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