手記

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始まりは母が所属している劇団で大きな舞台をやることになったところからだった。 10周年記念です。 そんな舞台の主役に母が大抜擢されました。 しかも、母は久しぶりに主役に選ばれました。 当時歳を重ね、「もう主役は」と囁かれたのを聞くたびその度に母は切なそうだった。 そんな母を見ていたからこそ私と父は顔を見合わせ喜びました。 しかし、人生そんなうまくいくもんじゃなかった。
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