2 恋

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2 恋

変わらない窓からの風景。 変わらない味付け。 僕は酒に酔えば同じ話を繰り返すし、君は同じ色の口紅ばかり塗る。 けれどある朝、庭に咲いた小さな花に顔を近づけ「可愛いわね」と笑った君の、前髪の白髪と笑い皺に僕はふとドキリとした。 ―――――――――― お題元【確かに恋だった】様 『もうずっと君に恋してる』から創作
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