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自分から異臭。
「人が自分を嫌ってると感じる。自分から変な臭いにおいがしている。その臭いがするから、人は自分を嫌うんだ。その臭いはお尻の穴と男性器のあいだから出ている」
そう考えた男性がいたそうです。
その男性は、医者へ行き、手術を受けたといいます。
どんな手術なのでしょうか?
実際に、そのような場所から、そのような臭いは出ていないと言います。
この男性を診察したメンタルクリニックの医師(※すみません。クリニック医師ではなく医療センターのセンター長でした。)が、このエピソードを本に書いていました。
もちろん実話です。
そのような手術をする医師のことを本のなかで軽く批判していたと記憶しています。
(注釈・上記の本は、計見一雄著【大人のための精神病理学・脳と人間】でした。)
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自分の匂いが体のどこかからしている。
そう考える人は意外といるようです。
これは私が取材をした女性のエピソードです。
自分は男性と話をするとあそこが濡れる。
それで匂いがぷわーんとしてくる。
男性はメスの発情を察知する能力がある。
だから、男性は私にアプローチしてくる。
それが嫌だから、あそこを切除したい、男好きの原因になる子宮を摘出したい…ということで、医者に行ったことがあったそうです。
どこの医者も門前払いだったり、不快感を表す医師がいたりして、女性の願望は叶いませんでした。
ですが、伝手で闇医者の存在を知りました。
そこへ行くと、願望通り手術をしてくれたそうです。
(さすがにどんなになったかは見せて貰いませんでしたが…)
ですが、それから一年も経たないうちに女性は亡くなってしまいました。事情は知るすべもありません。
ですが、その後、彼女が匿名でやっていたブログが発見されたそうです。
そこに記されていたのは、
手術後の後遺症のことや、自分が女性でなくなってしまったという喪失感にさいなまれているというようなことが書き記されていたと言います。
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