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ウトウトしだした総ちゃんと一緒に寝ようと、私はベッドに潜りこんだ。総ちゃんはスマホで誰かにメッセージを打ちながら眠ってしまったようだ。
親切心で、総ちゃんのスマホを移動させようと持ち上げたそのとき、メッセージ画面が目に入ってしまった。
画面には、総ちゃんと知らない女のツーショット写真が表示されていた。
そんな！ 総ちゃんが浮気！？
もう私しか、いないはずなのに……！！
寿司屋で撮られたと思われるその写真の中の女は、大皿に盛られたガリを口いっぱいに頬張っていた。
もしかして…… 「がりこ」！？
私はダメだダメだと思いながらも、総ちゃんの写真フォルダをチェックせずにはいられなかった。
するとそこには、がりこだけじゃない、他の女たちとのツーショット写真があった。
崖っぷちギリギリでつま先立ちをしている女、全力疾走で両手をあげてゴールインする女……
総……ちゃん……
私はその場に泣き崩れた。
総ちゃんの依存症は、まだ終わっていなかったんだ。
【完】
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