47番目の女「りこ」

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 総ちゃんが「んりこ」と付き合い始めて、私は一日に何度も総ちゃんのSNSをチェックした。  私はずっと待っていた。総ちゃんのこの言葉を。 「んりこと別れた」  この日が来るのを、総ちゃんの依存症に気付いたあの時から、私は虎視眈々と狙っていたのだ。  そう、総ちゃんは全ての「〇りこ」と付き合ってしまった!  もう少ししたら総ちゃんに禁断症状が出始めるだろう。でももう「〇りこ」はいない。そうなったとき、もし私「りこ」が目の前に現れたら? もう「りこ」しかいない。総ちゃんはきっと、そう思うはず。
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