47番目の女「りこ」

15/16
41人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
 私たちは二十五歳になっていた。結婚適齢期である。  私は十何年ぶりに、総ちゃんに連絡をした。  それからは私の思った通り!  総ちゃんと私は結婚し、今幸せの絶頂にいる。  総ちゃんにとって私は47番目の女だけど、そんなことは気にしない。  もう「〇りこ」はいないのだ。やっと総ちゃんを独り占めできた。これからずっと、総ちゃんは私だけのもの!
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!