47番目の女「りこ」

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 私の名前は、りこ。  新婚ホヤホヤ、幸せの絶頂にいる。  私は、幼稚園のころからの幼馴染、総司郎(そうじろう)のことがずっと好きだった。  20年の片思い。報われる日がくるなんて。  ソファーで本を読んでいる総司郎にくっつき、わざと聞いてみる。 「総ちゃん、どうして私を選んだの?」 「俺にはもう、りこしかいないって思ったから。ったく、何回聞くんだよ」 「うふふふ」
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