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ケン「ところでミナヨちゅわんは何飼ってる?」
ミナヨ「私はワンちゃん。」
ケン「番するから?」
ミナヨ「可愛いからよ。」
ケン「そっか、マーシーは何飼ってる?」
マサシ「俺はニャーオ。」
ケン「ネズミ捕るから?」
マサシ「家はネズミなんかいねえよ。可愛いからだよ。」
ケン「そっか、僕も犬と猫は可愛いと思うけど飼わないよ。」
ミナヨ「どうして?」
ケン「必要ないから。」
マサシ「必要なら飼うのか?」
ケン「ああ、飼うよ。実際、飼ってるし~。」
マサシ「何飼ってるんだ?」
ケン「ツチブタ。」
ミナヨとマサシ「ツチブタ?!」と言ってきょとんとする。
ケン「うん。」
マサシ「マジで?」
ケン「ああ、必要だから。」
ミナヨ「何でツチブタさんが必要なの?」
ケン「僕んちシロアリ繁殖してるから。」
ミナヨ「えっ、ということはつまりシロアリ食べてくれるから?」
ケン「ピンポーン!流石ミナヨちゅわ~ん!」
ミナヨ「そんな風に褒めないで!」
マサシ「しかしツチブタって幾らするんだよ?」
ケン「200万。」
ミナヨとマサシ「200万!たか!」と叫んで目を丸くする。
マサシ「そんなの飼うくらいならシロアリ駆除業者呼べよ!」
ケン「えっ、何で?」
マサシ「何でって、その方がどれだけ安く済むか知れねえぞ!」
ケン「あっ、そっか、言われてみて初めて気づいた。」
マサシ「お前、バカじゃねえ!」
ミナヨ「ツチブタさんが好きなら兎も角もねえ・・・」
ケン「体臭が僕のうんこみたいに臭いから別に好きで飼ってる訳じゃないよ。」
ミナヨ「じゃあツチブタさんがシロアリ食べ尽くした後、ツチブタさんをどうする積もりなの?」
ケン「あっ、それも言われてみて初めて気づいた。どうしよう・・・」
ミナヨ「ケンちゃんって、すご~くアホなのね。」
ケン「あっ、それも言われてみて初めて気づいた。そっか、僕ってバカプラスアホなんだ!」
ミナヨとマサシ「ドテ!」と同時にずっこけた。
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