ただの隣人

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「待って!」 仕切りの間から、呼び止める。 「私も、待てない、かも……」 本当は今だって、もっと寄り添いたい。 気持ちを知りたい。 卓人くんは、目を細めて私を見て、 「じゃあ、俺が来るまで、ちゃんと睡眠とっててな」 軽くバイバイをして、今度こそ、部屋に入って行った。 ――こんなに近くにいるのに。 生活リズムが違うだけでこうも会えないんだ。
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