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「あー結城!どこ行ってたんだ!?」
面倒だな
『あなたには関係のないことです。亜蓮?知り合いなのか?』
「お、はい。こいつ面白いよn…ですね。」
相変わらず、ひどい敬語だな
『亜蓮も気にいるとw「聞けよ、亜蓮。こいつ酷いんだぞ!?俺に名前で呼ぶなとか、友達じゃないとか、近づくなとか言うんだぞ!」被せないでください。』
「それ、本当か?…ですか?」
『少し語弊がありますが概ねは』
「……出てけよ」
『え?』
「あんたがそんな奴だとは思わなかった。泉を悪くいうような奴は出て行け。俺に顔見せてんじゃねぇよ。結城先輩」
初めてだった。
彼にあんな冷たく名前を呼ばれたのも
あんな殺気のこもった目で見られるのも
だから気づかなかった
自分が泣きそうになっていて、それを彼が目を見開いて、
「何であんたがそんな顔すんだよ…」
と呟いていた事も
その後ろで
無邪気で純粋な子どもの仮面を被った悪魔がニタリとほくそ笑んでいた事も
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