352人が本棚に入れています
本棚に追加
/64ページ
トラブル発生とあったが何かトラブルがあった様子はない。
俺を呼び出す口実と思っていいだろう。
『…なんのようですか?』
「そんなに怖い顔しないでよ?
別に、ちょっとお話ししたいと思っただけだよ?」
ずいぶん雰囲気が違うな…
なるほど
『それが素か…』
「結城こそ、敬語が抜けてるよ?」
クスクス笑う目の前の奴は一体何なんだ?
『俺に本性を見せるメリットはないと思うが?』
「もちろん!お話しするためだよ!」
『話すことなんて無いよ』
「じゃあ、僕の独り言、聞いてよ」
そういうとまり…藤堂は
…毬藻でいいや
まりもは勝手に話し出す。
最初のコメントを投稿しよう!