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「まあその前に
やり方教えてあげよっか?
帝は歯向かえばいいだけ
海の作り笑いは知ってたんだよ
霞家の長男だから有名なんだ
亜由は健全な友達になってやるって言えばよかったし
夜空はそうなのかって言ってれば勝手に理解してるって勘違いしてくれる
空と陸は最初に自己紹介して抱きついてきたときに空のほうに目印つけといたんだよ
ほんと単純
これからはあの人たちにたっぷり貢いでもらうつもりだよ
ついでにあのクラスメイトと不良が釣れたのはラッキーだった
たっぷり貢いでもらったら手酷く裏切ってやるんだよ
そんで手に入れた情報どっかで売ってさぁ
結局俺は金儲けするだけってわ……
あーおこちゃった?」
俺は毬藻を校舎裏の壁に押し付ける
『テメェ、ふざけたこと言ってんじゃねーぞ
俺の悪口を吹聴しようが別に構わないがな
あいつらのこと、そんなふうにする気なら近づいてんじゃねえよ
あいつら本気で、お前のこと思ってやってんだ
それに真剣に向き合う気がないんだったら今すぐ俺がぶっ殺してやる』
そう
言い切った時
「なにを、しているんですか?」
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