新歓 当日

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この、声は… 「あっ!海〜聞いてくれよ!結城が俺のこと邪魔だとか言ってくんだ!」 『なっ違…』 海が近づいてくる なあ、なんだよその顔は? お前、俺らにそんな顔むけたこと無かったじゃねえか ガッ その衝撃に耐えられず尻餅をつく ああ、俺は殴られたのか ザッザッザ 他の連中も来たかなぁ 胸ぐらを掴まれる そのまま壁に押しつけられた 『カハッ……』 「見苦しい嫉妬ですか? 泉に手をあげるなんて! 恥を知りなさい!」 俺は背中の圧迫でまともな思考ができなくなっていた 『みんなは、そいつの周りにいるべきじゃ無い!』 そう言ってから あ、俺馬鹿だって気づいた 「あなた!」 「テメェふざけんのも大概にしやがれ!」 海の横から伸びて来た(会長)の手に首を掴まれしめられる 『あっク、……ふ、みか、ど』 「気安く俺様の名前を呼んでんじゃねえ!」 地面に叩きつけられる 「ハァ、ハァ、」 帝、いや生徒会長も息が荒い 俺は地面に倒れたまま会長を見上げる 離れたところにいる毬藻は他の連中に慰めてもらっていた。 嫌、だなぁ
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