やまない雨はないから【差分】

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「出すよ、翼」 「んぁ、あ。あぁ、あ! はぁ、ああぁあ!」  和哉の熱い精が、翼の体内にほとばしった。  大量の精液が、長く長く翼の身体に染み入ってゆく。 「あ、はぁ、あぁ。うぅ、んっ、く。ふぅ、う……」  和哉を全身で味わいながら、翼は甘い余韻を感じていた。  和哉の手が、体を、髪を撫でてくれる。  そんな仕草に酔いながら、弾む呼吸を整えた。  和哉は、穏やかな眼差しで翼を見守っていた。 「今夜は、ゆっくり眠れそう?」 「はい。このまま眠ってもいいですか……?」 「いいよ。おやすみ」 「おやすみなさい、和哉さん……」  満足げな表情に、ついこちらも微笑んでしまう。  和哉は翼の身体をていねいに拭き清め、パジャマを着せてあげた。 「素の子を抱くなんて、久しぶりだな」  いつもは風俗のお世話になっている、和哉だ。  スキンを着けないセックスも、久しぶりだった。  和哉もまた満足して、翼の隣で眠りに就いた。
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