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ベッドに上がると、翼はすぐに和哉の胸に縋って来た。
「渡さん。渡さん……っ」
「寂しいの? 峰松くん」
「寂しいです。すごく、寂しいんです」
和哉がそっと口づけると、翼は夢中でねだってきた。
唇を割り、舌を差し入れると、必死で絡ませてきた。
はぁはぁと息を弾ませ、キスを貪る翼。
しかし、その眼は閉じられている。
(別れた彼を思って、キスしてるのかな)
元カレは、どんなキスをしていたんだろう。
それでもいいさ、と和哉は翼の情熱を受け止めた。
彼の舌を舐めしごき、歯列をなぞって喉奥をくすぐった。
「あ、ぅん。ふ、ぅ。はぁ、あ……」
翼が声を漏らしてきた頃合いを見計らって、和哉は唇を下に滑らせた。
首筋を吸い、肩を甘く噛んで、胸まで降りた。
パジャマのボタンを一つ一つ外しながら、現れた素肌を舌で優しく舐めた。
「んっ、ぅん。渡さん……っ」
「和哉、でいいよ」
悶える翼の身体を軽く押さえ、和哉はピンクの乳首を口に含んだ。
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