やまない雨はないから【差分】

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(指だけでイッちゃうなんて、恥ずかしい)  翼はそう思ったが、意識はすでに溶けて煮立っている。  腰をねじらせ、熱い息を吐いた。  そんな翼に気づいてくれたのか、和哉は優しく指を抜いた。  代わりに硬い先端が、翼の紅く火照った蕾に当てられた。 「あぁ……、和哉さん」 「いくよ、翼」  ぬるっ、と勢いよく挿れられた和哉のペニスは、翼の身体を激しく圧迫した。 「んんあぁ! あ、あぁッ。あぁ、んンッ!」  途中で何度かとどまりながら、和哉は翼の奥深くへ侵入した。 「あぁ、あ。こんなトコまで……」  翼は自分の腹を、手で押さえた。  和哉はその手に自分の手のひらをそっと重ねると、ずるずると腰を退き始める。  内壁が擦れ、翼の脳に眩しい光が明滅した。 「あぁあ! あっ、あッ、ふぅ、あぁあ!」  悦い声に安心した和哉は、ギリギリまで引き抜いた後に勢いよく押し込んだ。 「あぁんんッ!」  腰と腰が打ち付け合って、派手に音が鳴る。  翼はそれを恥じたが、抽挿を始めた和哉に、すぐに夢中になっていった。
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