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■□暗転
◯キッチン
食膳用リフトの扉、少し空いている。
そこに血だまり。
カレン 「あの扉の隙間! 人が!」
萌 「あれって…記者さん?!」
るい 「暗くてはっきり見えないっすけど。…多分」
萌 「記者さん、ずいぶん派手に……いえっ」
萌、誤魔化す。
カレン 「血がっ、早く助けないと!」
萌 「そっ、そうね。ん〜!扉が少ししか開かない…! るいさん、これどう開けるの!?」
るい 「わからん。それ…古い食膳用のリフトっすから」
カレン 「小学校で見たことあります。給食を運ぶエレベーターですね。これは、もっと大きいですけど」
萌 「一体、どうなってるの?」
萌M (やったわね〜。記者さん!
ドッキリってコレ?! コレよね?! 想像の百倍バイオレンスだけど!)
萌M (るいさんは……かなり冷静ね。
はは〜ん。この態度。るいさんもグルね? ……ってことはドッキリのターゲットはカレンさん1人かしら。
ネタバラシはまだだし、もう少し演技を続けましょう)
カレンM (これ、大丈夫?二人とも全然動じない。うーん……『ドッキリ』って言ってたし、もっと誘導しないと)
るいM (おかしいなぁ。もう少し様子見っすね。 とりあえず)
三人M (この状況、乗るしかない!!!)
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