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■□暗転
〔カレンに照明〕
カレンN 「ピアノに出会ったのは2歳の頃。⾳楽⼀家に生まれ、ピアノと共に成長してきた私。
最初はやらされていたけど、いつの間にか、この指で音を奏でるのが楽しくて仕方がなくなりました」
カレンN 「私の名前は一条カレン、19歳のピアニストです。
国内外の様々なコンサートに出て、巷では「天才ピアニスト」と呼ばれています。
…『天才』なんて、なんだか恥ずかしいですね」
〔るいに照明〕
カレンN 「こちらは現代アーティスト、七海るいさん。
油絵を中⼼とした数々の作品を発表し、世界中で個展が企画される若き巨匠。
『前衛の⼥神』という異名があるそうです!」
〔萌に照明〕
カレンN 「そして、天才作家の八下萌さん。
作⾵を持たない⼩説家として毎回全く異なる作品を⽣み出し、どれもベストセラー。作家界の若きカリスマ。
あらゆる⽂学賞を受賞し「平成の⽂豪」と⾔われています!」
カレンN 「この⽇、私たちはとある企画で七海るいさんの屋敷にお邪魔していました。
──三人の若き天才による対談企画──
私なんかが参加していいのかなと思いましたが、⼆⼈とも気さくで楽しいです」
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