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■□暗転
席を外したるいを待つ、萌・カレン。
萌 「すっかり話し込んじゃった」
カレン 「お泊り企画で良かったです」
カレン 「……それにしても、すっごい山奥ですね。ここ」
萌 「ええ。思った以上に何もないわ」
カレン 「道中に街灯なかったですし…」
るい、ティーカップを持ち、舞台に戻りながら。
るい 「は〜い、二人とも紅茶っすよ〜」
るい 「ごめんね〜。ここ、誰も知らないし、辺りに何もないっすから〜」
カレン 「あっ、聞こえてました?」
るい 「っす」
萌・カレン、紅茶受け取る。
るい 「コンビニまで一時間かかるっす」
萌 「セブン?」
るい 「ダウンタウン99」
カレン 「ピンとこない……」
るい 「商品がね、全部99円なんすよ〜」
カレン 「凝ってますね」
るい 「心配しないで。ゲストルームも沢山あるし、不自由させないっすから」
萌 「本当に助かるわ」
カレン 「ありがとうございます!」
るい 「はいはい〜」
るい 「…あ。ひとつだけ言わなきゃ。…ここ、割と出るっすから」
萌 「え?」
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