番外編 椿の目線

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番外編 椿の目線

朝目が覚めて、また今日も雨な中と窓を見て憂鬱な気分になる。 「今日晴れの予報だったはずなのにな」 それに憂鬱な気分にはもう一つ理由がある。大地が私に内緒でこっそり外に出かけたのだ 「何も言わずに出たくなんて…」 珍しい。きっと何か考えがあって出かけてるんだよね。 大地、やく戻って来ないかな…こんな雨の日だからこそ。一緒に居たいのに 雨が降り続ける鼠色の空を眺め君を思う。 君に会いたい。寂しいって 「明日は晴れると良いな」 静かに呟いた声は雨の音でかき消された
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