いつだってあの人には

1/1
前へ
/1ページ
次へ

いつだってあの人には

僕は被害者だと思っていた。 そうすると少し楽になったから。 でも違った。僕は悪者だった。 いつだってあの人には味方がいた。 あの人の行動は何も間違っていないんだろうか 受け止めれなかった僕が、口を出した僕が悪いのだろうか。 いつだって僕は悪者だった。 あの人の周りはみんなあの人の味方をする。 僕を悪にする。 僕が悪いんだろう。 全部全部。 直して欲しかったことを口に出したこと わがままを受け入れれなかったこと 何をされても肯定すれば良かったのか、 確かに僕も悪いところはあるし、それは反省している。 だけど僕はどうやら全部悪いらしい。 僕は気づかずうちに悪者になっていたそうだ。 気づいたら僕の周りに味方が居なくなっていた。 あの人の周りには味方がいる。 その差はなんだろう。 いつも振られた側は悪になる。 そんな現実誰か好き好むだろうか。 まあ君はこれを見ていないだろうけど。 連絡手段もないしね。 会うこともできないし。 会うことができるなら、 連絡が取れるなら、 まあ、あんだけ悪態付いてるやつと会いたくないか 俺も何がしたいかわからないや。 君に会えない寂しさで死にそうだ。 君の針で死にそうだ。 僕には何もない。 いつだって君には勝てないよ
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加