人間の過ち

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人間の過ち

「ベルゼブブ、下界の様子は どうなっている?」 「はい、今の所問題はありません。 間もなくリヴァイアサン一行が 戻ってきます」 17世紀頃、ヨーロッパでは黒死病 という伝染病が広まり、多くの人が 亡くなっていた。患者の皮膚が紫黒に なることから悪魔が世界中に広めて いると噂になっていた。 その為、召喚者は悪魔を下界へ召喚し 銀の剣で悪魔の心臓を刺し殺していた。 そのことを知ったサタンは激怒し 部下であるリヴァリタン達を 下界へ向かわせ、召喚に関わった 人間を全員連れて来るよう命じたのだ。 「サタン様、リヴァイアサンただいま 戻りました」 「ご苦労だったな。それで関わった 者達はどこにいる」 リヴァイアサンは数十名に及ぶ人間を サタンのいる大広間へ入れ、両膝を つける姿勢をとらせた。
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