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(前編)で紹介していた女性だけの村、奇形になった女性たちが暮らす村は変わってしまいました。
村に入り込んだ資産家の男性にプロデュースされ、管理され、田舎の知る人ぞ知る秘境的な風俗店になってしまいました。
今までそこで暮らしていた遊行者の女性たちが自力で行っていた生活が一変しました。
そして、遊行女性たちが自分たちで生き抜くために身に着けていた性の秘儀
を商品化し、全国の性風俗店の女性たちに性の秘儀、技術、テクニックのすべてを伝授する教室のようなものの講師にさせられていまいました。
これからはAI風俗も登場し、生身の女性たちの活躍の場は狭くなってしまうと予想されています。
そのなかで、奇形の女性たちの秘儀を味わえる山間の売春宿は付加価値になると見られたのでしょうか。
私はこの村の取材をやめることになりました。
意気消沈して次の村に向かいます。
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