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私のお父さんは、今指名手配されている連続殺人鬼です。
なんでも、空に血をささげるためだとか。
お母さんは、ストレスのせいでお酒ばかり飲んでいます。
お父さんはいえにいます。
もしつかまりそうになったら私たちを人質に、ここに立てこもるそうです。
あ、お父さんがまた血を求めて外出しようとしています。
空が若干青くなったそうです。
窓の外に目を向けます。
どちらかというと、日が沈んでいく今は空が赤くなっていっているように見えるのですが。
「千明」
お母さんに呼ばれました。
「なあに、まま」
「キッチンにある、包丁持ってきてくれる?
「いいよ」
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